痛くて痛くてたまらない真実にどっぷり浸かる。
最後の最期まであがく覚悟。
そんな「生き抜く」という貫く美学。
「おはなしの会 独立・起業」

お店というのは、少しの勇気と少しのお金があれば、誰でも始められます。

しかし、起業1年後には、約5割、10年後には、約8割が廃業すると言われています。

実際にありますよね。

「以前、〇〇屋さんだったところに、〇〇屋さんできたよね。」ということ。

さらに、そのうち行ってみようなんて思っていたら、行く前に閉店してたりする。

その他人から見ればひとつのお店は、やっていた人にしてみたら、

人生を懸けてチャレンジしていたのに、簡単になくなってしまうのだ。

簡単と言いましたが、それは他人から見ればのことで、実際、閉店は大変な作業です。

パン屋を閉店して、カフェを始めた私ですからわかりますが、

何年やろうと閉店は、とてもエネルギーがいること。つまり、始めるのも大変ですが、

(それは、まだ希望にあふれていて、大変だとは思わないかもしれないけれど)

終りにするのは、もっと大変だということ。経営難で閉店ともなれば最悪です。

内外装を解体・処分するのに、少なくても数十万円かかりますから、

お金ないから閉店するのにお金がかかるのです。

機材を売ろうと思っても、ほとんどお金になりません。

身体を壊して閉店するケーズも少なくない。

もう一度チャレンジできる状況にある人は、とても限られています。

こんなことにならぬよう、始める前からよく学び、

また、始めてからでも、早く適応することで防ぐことができます。

学ぶといのは、開業本を読むことではありません。

成功している人の真似をしても成功するとは限りません。

そもそも、人それぞれ、目的が違うのですから当然のことです。

自分の目的に合った手段を選択し、実行する。

それだけのことですが、それが上手くできないのが人間なのです。

手段と目的の不一致が起きたり、

気づかぬうちに手段にこだわってしまい、目的を見失う。

他人のことはよく見えても、自分のことは見えなくなるときがありますね。

やりたいことをやっているけれど、経営状況はよくないこともあれば、

経営状況はよくても、やりたいことはできていない。

それなりにやりたいことをやって、売れてはいるけれど、利益は出ていない。

どれも、不健全。

私がお伝えしたいのは、健全な経営の方法だけでなく、心の健全も大切にすること。

そうでなければ、お金があっても気力はなくなり、廃業してしまいます。

私はパン屋時代に、何度も閉店の危機がありました。何度も何度も考えました。

それでも9年は続けられ、9年間、店は成長し続け、

最後は、自分の意思で閉店を選びました。

自営業は、日々、壮絶な自己との闘いがあります。葛藤の連続です。

すべての権限があるからこそ、その葛藤が生まれ、苦しむのです。

お店を始めるのも、自分で決めることができますが、

お店をやめるのも、自分で決めなければなりません。

その覚悟を持ち、常に自己成長を促し、覚醒させ、

やりたいことをやり、店を維持、成長させていく。

そういう自分に、どうしたらなれるのか。

これから、独立・起業しようとする人は、いつからそう思っているのでしょうか?

「いつか」と言って、何年経ちましたか。

やるならやる。やらないならやらない。どちらかです。

早くやればいいわけでもなく、今がいいわけでもなく、それは人それぞれ。

ですが、タイミングを逃さないようにしなければなりません。

必ず、「今だな。」というときがあります。それは、単なる時期という意味ではなく、

そのとき、そう思える自分があるかということです。

自分を変えられるのは、自分だけです。私が変えることはできません。

でも、少しだけ、背中を押すことはできます。

「教わる」という受け身ではなく、「学び取る」という姿勢が重要です。

変わりたければ、変わりましょう。自分の力で。

そのための「気づき」が生まれる集いとなることを願っています。






 
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